【高校2年次】世界史×演劇×哲学対話の授業です。(その2)
先日(令和5年5月24日(水)、25日(木))から、高校2年次アカデミック文系の生徒に、「世界史の学習、演劇での学び、哲学対話」を行い、体験と対話を通じた学びを行ってきました。本日30日(火)、最終日、哲学対話をしました。
前回の演劇で共和政や民主政、独裁制などの政治体制の特徴について、演劇で表現しました。
本日は哲学対話です。今回はそれをもとにて議論をします。本日の問いは生徒から出された『民主政・共和政・独裁制の中で、もっともよいのはどれか?』というテーマでした。そもそも、政治的に「よい」とはどのようなことから議論を始め、意思決定のスピードや意見の多様性について吟味しました。
高校に入って初めて哲学対話にチャレンジした生徒も半分ぐらいいたため、生徒たちの中から哲学対話の作法などを自分たちで確認したり、論点を整理したりする流れもあり、初めて参加した生徒も心理的安全圏の中で、議論に参加することができました。
授業中に政治学者の丸山真男の言葉「ローマ史には人類の経験が凝縮されている」「ローマ史は社会科学の実験場である」を紹介しました。演劇×哲学対話でその言葉を実感できたでしょうか…。